中野薫さん

今回ご紹介するのは、ふわふわ明るい、タンポポの綿毛の様に漂っている雰囲気の中野薫さん。

でも、ただ漂っているだけではなく、心地良い気流を察知している、そんな感じ。だからこそ、薫さんからは、いつも心地の良い周波数が発せられています。

そんな薫さんが何をされている人かと言うと、似顔絵師、ならぬ、刺繍でお顔を作る「笑顔のお守り師」。僕は勝手に「お祈り師」だと思っています。言葉では意味が分からないですが、僕が薫さんに実際に作って頂いた「笑顔のお守り」をお見せします。


笑顔のお守り

僕はこの「笑顔のお守り」を、いつも目に付く場所に飾っているのですが、温かく見守られている「不思議なエネルギー」を感じています。「ああ、自分らしく居て良いんだ」と思うことが出来ます

「受け取った方が輝き、お役目を全うできますように」・・・そんな祈りが込められているかのよう。

薫さん

私にとっては「こんな些細な事」ですが、それでも喜んでもらえる。「えー!!」って感じ。喜んでもらえたら、それだけで嬉しいんです!!喜んで下さる方がいるから、一生懸命作っています。

「笑顔になってもらう」という事だけを考えている薫さんが作ってくれた「笑顔のお守り」に触れると、何か特別なことをする、ではなくて、その人らしく在るだけで、いかに影響力が大きいのかが感じられます。

では、心地良い風を身に纏っている薫さんのご紹介です。

中野薫さんの「笑顔のお守り」

薫さんの現在の活動は

  • 着付け
  • 刺繍(笑顔のお守り、マスクなど)
  • 製作(カゴや写真立てなど)

など。

このページを作成している時期は、コロナがピークの時期なので「着付け」は、ほとんど行っていません。でも、コロナ前は「着付けをして神社参拝ツアー」を行うなど、素敵な活動をされていました。

薫さん

あとは、お守り作りや、製作関係の活動。先ほどお見せしたように、僕は薫さんに「お守り」などを実際に作って頂きました。

笑顔のお守り
※この呼び名は僕が勝手に名付けたものです

笑顔のお守り

 

マスク

マスク
「洗えるマスク」は今の時代に必須のアイテム。
※このページ作成時期は、コロナが流行した時期。

 

写真立て

写真立て

この素材・・・実は牛乳パック。丁寧に編み込むことで、こんなに素敵なアイテムが出来上がるんです。

 

梱包にはハートの緩衝材が使われていて
メッセージも添えられていました。

緩衝材

ちなみに僕はメッセージも緩衝材も捨てずに取ってあります。

満足度としては、完全に星5つ。

家に届くまでワクワクで、箱を開けた瞬間に笑顔になり、今でもずーっと温かい気持ちにさせてもらっています。もう本当に1つ1つが素敵で、「心が込められている」ことをジワジワ感じることが出来ました。

本当に心が込められているもの

本当に心が込められたもの、って、よくよく思い返すと、実はあんまり触れることが出来ません。

僕の記憶に強く残っている「心が込められたもの」は、「自然食カフェおひさま」で食べた食事。「おひさま」に関しては、以下の記事で紹介しています。

「おひさま」の食事では、体の底からグワ~って力が漲る感じがしました。素晴らしい食材を使っている料理を食べると「美味しい」と感じることって、たくさんあると思いますが、「おひさま」の料理は食材だけではない「美味しさ」「エネルギー」があります。

それこそが、料理を作ってくれる熊坂さんの「想い」。

同じように、薫さんが作ってくれた「笑顔のお守り」も、自然と笑顔になるような不思議なパワーが感じられます。人によってイメージは違うと思いますが、僕の場合は木に触れてエネルギーが調律されているような感覚。

「ふーっ」と息を吐いて、力を抜くような感じ。

僕も、そういう「心を込めたページ」を作成していきたいと思います。

世界に1つしかないもの

薫さんが、なぜ、このような活動をしているのかと言うと、子どもの頃、お母さんに刺繍で作ったものを見せたら「それは世界に一個しかないものだね!」と褒められて、その記憶が強く残っていたから。

後で紹介しますが、薫さんは、ずーっと自分の存在そのものを否定し続けて生きてきました。しかし、「そんな自分」でも「世界に1個だけのもの」を作れることがスゴく嬉しかったそう。

今は、刺繍をして多くの人を笑顔にしているので、あの頃の「そんな自分」が、どれだけ喜ぶことか。

心を込めた「笑顔のお守り」作りは薫さんにしか出来ない事だし、出来上がった「笑顔のお守り」は世界に1個しかないもの

薫さん

この「お守り」には「自分自身が世界に1人しかいないと気づいて欲しい」という願いを込めています。「お顔」を刺繍で作っているのも、それが「世界に1つだけ」だからかもしれません。

その祈りは、自分自身が「存在そのもの」を否定してきた過去があるからこそ・・・。だから、全ての人の存在が唯一無二であって大切であることが分かるんです。

「祈り」というのは「意乗り」とも言います。

形だけでは「祈り」はこもりません。この世界は「愛と真」、その波調に合わなければ「祈り」は伝わらないと僕は思います。薫さんの祈りは、この世界(宇宙)の「意(意思)」に乗っている。だからこそ、薫さんの祈りが込められた「お守り」は、それがただ在るだけで僕たちに影響を与えてくれます。

影響

ちょっと褒め過ぎなくらい褒めちぎってしまいましたが(笑)、なぜ薫さんが、こんなに素敵な祈りがこもった「お守り」を作るに至ったのか・・・先ほどもチラッと書きましたが「過去のお話」を少しだけご紹介します。

中野薫さんの大きな摩擦を乗り越えた過去

先ほど、過去にお母さんから「それは世界に一個しかないものだね!」と褒められたことが強く印象に残っているとご紹介しました。

しかし、実はそのお母さん、スゴく厳しい躾をされる方だったそうで、「お母さんのルール」に必死に合わせた幼少期だったそうです。

その結果、学校や家庭で何をやっても「出来ない自分」「どうせ自分なんて」という思考の癖が出来てしまい、「自分には価値が無い」という思いで生きてきました。その思いは、やがて「死にたい」「死んだ方がマシ」という考えになっていきました。

それが小学校4年生頃・・・そこからずーっと「死にたい」という思考で生き続けてきたのですから、相当、思考の癖が付いていたと思います。

その証拠に、薫さんの健康面と人間関係には以下のような現象が起きました。

  • 健康面 → 子どもの頃から病弱、喘息持ち、学校に行っても死んだように授業を受ける、妊娠時には不眠症
  • 人間関係 → 全てを「合わせる」という性格、嘘の自分を演じていないと生きられない

そんな状況の中、何とか子どもを育て続けましたが、子どもが小学4年生の頃・・・「死にたい」と言い出したそう。奇しくも、薫さん自身が「死にたい」という思考を持ち始めた時期と一致します。

薫さん

私が母から受けた躾のように「叩く行為」はしないよう、十分に気を付けて育てていたのですが、どうしても言う事を聞いてくれない時には手が出てしまったこともありました。さすがに今のままではダメだと思いました。

そこで、娘さんが持って帰ってきた「可能性無限大ライブ」というチラシを見て、藁にも縋るような思いで会場に行きました。

薫さん

ちょうど子どもがやっているバスケットボールの習いごとも休みだし、「可能性無限大ライブ」という名前もキャッチーで抵抗感がなくて、親子2人で行ったのがピース小堀さんとの出会い。

ピース小堀さんというのは、心のあり方を研究し、ライフコーチングをしている方。詳しくはこちらのページをご覧下さい。

そこからピース小堀さんの動画を見まくり、動画内で紹介されている内容を直受直行で実践しまくったそうです。その中でも、一番大きく影響を受けたのは「良い」も「悪い」もない、全て「〇」だという考え方

出来なくても「〇」、何もしていなくても「〇」、頑張れなくても「〇」。

全てに「〇」をしていくことで、薫さんの考え方は大きく変わり、生き方が変わっていきました。

※薫さんは動画を見て、スグに行動に移してどんどん変化していきましたが、実際はそれだけで変わる人は稀。大抵の人はコーチングなどを受けて大きな変化を実感しています。薫さんの場合は、感じ取り、スグに行動に移す、という才能が高いのでしょう。

そこからは、

  • 健康面 → アレルギーもない、花粉症もない、ほとんど病院に行くことはなくなった
  • 人間関係 → 子どもが元気に学校に通うようになり、ご主人への信頼感が強まった。お母さんとの関係さえも良好になり、今では「ごめんね」という言葉をかけてくれたり、すごく元気に笑いかけてくれるようになった
薫さん

異常に自分に自信がなく、言いたいことを我慢し、やりたくない事を頑張り続ける人生を手放す事ができました。「この世界はいいも悪いもなく空(くう)なんだ」という、ピースさんが言っていた言葉を今でもたまに思い出します。

そうすると、この世界に「するべき」「こうあるべき」ことなんて何ひとつないんだよなぁ、ってなり、自分の中のどんな感情にも「○」をすることができて、相手の考えている事に対しても「なんでこうじゃないの?」というのがなくなりました。

「ありのまま」で生きることが出来るようになったんです。笑いたければ、笑えって感じです!

この摩擦の体験を乗り越えた薫さんだからこそ、伝えられることがあって、まさに今その使命を全うしているんです。勉強では上位という訳ではなく、運動も得意ではなくて、性格も暗い・・・そんな薫さんの幼少期の居場所が「刺繍を作ること」。

奇しくも、「暗い性格」を生み出す発端も、薫さんの「居場所」も、その両方が「お母さんとの関係」によって生み出されました。ものごとには必ず「陰」と「陽」がありますが、両方に「〇」を出せたからこそ摩擦から抜け出すことが出来ました。

まさに陰陽図。

お母さんとの関係

中野薫さんの理想は「そっと一緒に楽しむこと」

薫さんは、大きな摩擦の経験を乗り越えて、使命を理解し、今の活動に至ります。使命って「何か特別なことを成し遂げる事」だと考える人が多いですが、「その人らしくいる」という在り方が重要で、実は昔から好きな事だったり興味がある事が使命だったりします。

だからこそ、薫さんの「お守り」は大きな影響を与えます。

自分自身の経験から、以前は「存在そのものを否定しているような人を助けたい」という思いが強かったそう。

薫さん

自分の存在を否定していると辛いから「助けたい」という気持ちが強かったんですが、結局、「自分で自分を助けようと思わないと手助けできない」ということに気づきました。過去の自分も「自分自身を否定をしたいからしてる」ということが今分かりました。
それに、「自分を否定したい人」って、難しく考えすぎていて、「無駄な時間」を楽しむことが出来なくなっているように思います。

だから、私は「助けたい」というよりも、一緒にお出かけをしたりして「無駄と思える時間」を共有して楽しむことをしたいです。

「お守り」も同じ。あれを作ったからって何かあるって訳じゃない。でも、そういうもの、そういう時間が大切で、コーチングみたいな目的が明確な活動よりも、そっと寄り添えるようなことがしたい。

もう、在り方が素敵過ぎ。ほんわかしたような雰囲気でも、しっかりとした芯を持ちながら進む薫さん。これからは

など、ゆったり、まったり、しながら薫さんの「在り方」の影響をおすそ分けする活動を視野に入れています。個人的には、ZOOMなどのオンラインでお喋りをしながら「お守り」を作る、なんていう活動も良いのかな、と感じます。

メルカリで販売している
公式アカウント


メルカリ販売

 

薫さん

毎日息をすって、息を吐ける事、生きている事、皆やピースさん、この世界に感謝する事が出来る自分になれました。何が起きても大丈夫という自信があり、いつも不安だった日々が嘘の様です。

スッと薫さんが側にいるだけで、そっと「お守り」を飾るだけで、心地良い空気に包まれる。それは薫さんの祈りが意に乗っているから。

薫さん

正直、喜んでくれれば、やり方やアイテムは何でもいいんです。とにかく喜んで欲しい!

在り方を整えながら、今後、薫さんの祈りはどんな形に昇華されるのか、とても楽しみです。