粕谷亜理沙

今回は難病アーティスト、美容サロン経営者、ナースの為のコミュニティ運営という多様な顔を持つ粕谷亜理沙(かすや ありさ)さんをご紹介します。

3歳から「ナースになる!」と決めたけど、ナースがミッキーやミニーのような架空の存在のように感じていたという亜理沙さん。現場実習で初めてナースの現場を見た時ビビったそうです。笑

自分自身の命と向き合いながら「とにかく皆に笑ってもらいたい」という想いを原動力に活動する亜理沙さんの想いを1ページに凝縮しました。是非、最後までお読みください。

粕谷亜理沙さんの簡単な経歴

ありささん

難病アーティスト「ありさ22」

亜理沙さんを紹介する上でまずお話しておくことは、彼女が血が作れない骨髄の難病であるということ。でも、これはきっと亜理沙さんの本質ではなくて、きっと天からもらったプレゼント的なものなんだと僕は感じました。

病気をとおして「今を見る」ことが出来て、彼女のあふれ出るエネルギーと笑顔を向ける「方向」が定まった転機になった出来事。

亜理沙さんが命と向き合った結果伝えたいものは「自分の生きざまであり、愛」。

ありさ22

そんな想いが凝縮しているのがアーティスト「ありさ22」としての活動です。

ありさ22

ありさ

自分の生きざまを語ったら時間がすごく必要になるけど、歌を一曲歌えば数分で響く人には響く。しかもその響き方がすごい。

まるで短距離走を何度も走るかのような亜理沙さんの生きざまに、バチっとはまったのが「歌」なんだと思います。

32歳の頃に緊急入院をした時に「もう一回命を手にした」と語る亜理沙さんの生きざまが詰まった楽曲は以下のリンクから聴けます

「ありさ22」のYouTubeチャンネルへ

YouTubeありさ

粕谷亜理沙さんが命を懸けること

亜理沙さんがしたいことは「みんなを笑顔にすること」。特に「看護師」にもっともっと笑顔になってもらって仕事をして欲しい、という想いが強いです。

どうして「看護師」なのかというと・・・同じ経験がある人にしか想いが通じ合えないから。

誰にでも笑顔になって欲しいけど、自分の経験が一番刺さるのは看護師。同じ境遇で10年以上も働いてきましたからね。だから、経験したことを発信して行くのは看護師さん「向け」で、もっともっと幸福感に溢れながら新しい自分に出会えるナースが増えて欲しい、という想いを語ってくれました。

ありさ

だから「ナース」は私の使命、メッセージを伝えられるのは私しかいない
いつまでもナースに関わっていたい

実際にどうしていくのか・・・それは「看護師が活躍する場所を作る」ということ。

今、亜理沙さん自身が運営している「美容サロン」と「FUNNY(ナースコミュニティ)」は、まさに「看護師が活躍する場所を作る」ための車の両輪になっています。

サロン×コミュニティ

この両輪で「看護師が活躍する場所」を提供しているのが亜理沙さんの現在の活動。で、今後亜理沙さんは外に向かってどんどん行動の領域を広げていくので、その分だけ看護師へリターンできるものが増えていくような感じ。

今の「美容サロン」の活動は・・・
以下のような感じで看護師たちの幸福を生み出して欲しい
という想いがつまっています。

看護師の幸福

そして今後の展開は・・・亜理沙さん自身の中でもどんな風に開拓をしていくのかは考案中のようですが、インタビューの中で出た亜理沙さんを象徴するような言葉を3つご紹介します。この言葉から、どんな風に開拓をしていくのかがちょっと垣間見えます。

吹き出し1

吹き出し2

吹き出し3

ここからは、亜理沙さんが実際に運営をしている「美容サロン」と「コミュニティ」を少しだけ掘り下げてご紹介します!

美容サロン「クリニカルボーテ(CLINICAL BEAUTE)」

クリニカルボーテ

亜理沙さんが運営している「クリニカルボーテ」の特徴は3つあります。

「クリニカルボーテ」の特徴
  1. 施術料金が相場の10分の1
  2. 丁寧なサービスとお客様との信頼関係
  3. エステと美容クリニックのハブ役

①施術料金が相場の10分の1

大手のエステやクリニックは 一等地の場所を確保している場合が多く、家賃や広告費、クリニックならDrに費用がかり、施術代が高額になりがち!

しかし、「クリニカルボーテ」ではドクター代、場所代を削減することで、同じ質の施術を10分の1の価格で実現。

美容クリニックのドクターからも「ありさちゃんのところだけでかなり悩みが解消できるね!」と言われるほど

②丁寧なサービスとお客様との信頼関係

ナースとして現場経験があるスタッフが対応しているため、女性のお客さんも安心。情報が溢れすぎてどこを選択すれば良いか分からない・・・気が付いたら高額のコースになっている・・・そんな不安を一掃。

一人一人丁寧な対応を心がけお客様の不安を解消しつつ、最適な選択力を底上げし、選択の軸をもって頂いています。

③エステと美容クリニックの中間

お客様の半分以上が美容整形に興味がある方々。

  • 「美容クリニックは敷居が高い…」と感じた方が相談も兼ねて来店
  • 普通のエステより、美容整形を熟知した人に施術して欲しい

クリニカルボーテはエステと医療の中間に位置します。だからお客様の立場にたてる。

医療用脱毛とエステ脱毛のいいとこ取りした世界最高峰脱毛機を導入したり、ドクターなしでも美容効果が抜群のHIFUを導入。だからお客様の満足が高い。

「クリニカルボーテ(CLINICAL BEAUTE)」公式サイト

ファニー、ナースのCANを増やす

ファニー

看護師の「CAN(出来ること)」を増やすコミュニティ。

僕はこのコミュニティってとても素晴らしいな、と思っていて・・・何の職業でもそうだと思いますが、看護師が天職の人もいるだろうし、看護師が天職ではない人もいると思います

  • 看護師が天職の人の場合、いろんな経験をすることによって看護師という仕事の中で幅が広がります。
  • で、もしも看護師が天職ではない人の場合は、看護師以外の世界を見ることが出来て、選択肢が広がっていく。

「CAN(出来ること)」っていうのは非常に汎用性が高くて、正直「CAN(出来ること)」さえ多ければお金を頂ける糸口も多いので、何をしても生きていくことが出来ます。

しかし、その中でも

  • 自分自身の才能を活かしている仕事なのか
  • 「やりたい」と心から思える仕事なのか

っていう話は全く別もの。こういう仕事は「WILL(したいと思うこと)」に含まれます。しかし、多くの人が「したいこと」でご飯を食べることが出来ていないですよね。

それは社会から求められている「MUST(満たさなければいけないこと)」が不明確だから。

  • WILL(したいと思うこと)
  • CAN(出来ること)
  • MUST(満たさなければいけないこと)

歯車

この3つは常に影響し合ってて・・・この比率によって「幸福度」や「経済度」が変化していきます。ただ、その中でも中核を担うのが「CAN(出来ること)」。看護師が天職だろうと、天職ではなかろうと、「CAN(出来ること)」を増やしていくことによって確実に幅が広がります。

それを、看護師経験者が、看護師に役立つように提供している場が「FUNNY」というコミュニティ

CAN

ありさ

看護師という仕事は手ごたえの得方が難しい仕事。【やりたい】を追求しても会社から何かがあるわけでもない。どこにモチベーションを求めたら良いのかが難しい。ポジション(役職)を与えられそうになったら転職する人も多いです・・・給料も上がらないしね。成長が評価されにくい職場ではコマ使いのように感じてしまう人も。

お金はそれなりに頂くことは出来ますが、結果的に体か心を壊してしまって辞めていく看護師が後を絶たないと亜理沙さんは語っていました。圧倒的に不足しているのが「前進できるようなやりがい」。これを提供する場が「FUNNY」。

「FUNNY」公式サイト

でもね、ここで伝えておかないといけないのは・・・今まで看護師のためのコミュニティがなかったわけではありませんし、勉強好きで頑張り屋な看護師が外側に向けた活動をしないわけでもないということ。

じゃあ、どうして今も幸福度は低いままで看護師を続ける方が多いのか。その理由は・・・。

  • コミュニティは転職先の斡旋→「やりがい」を提供する場ではない
  • 外向きの活動は情報商材やコーチングなどマネタイズが難しい分野に走りがち

再現性が高くて、自分自身をより高められて、やりがいをもてる方向へ導く人がいなかった・・・だからこそ、亜理沙さんは先ほど紹介したように外側の矢印・内側の矢印の両輪を掛け合わせた「命を懸けた活動」を展開しているわけです。

粕谷亜理沙さんの想いは、「とにかくナースの為!」

ありさ

女性って、子度を産んで家庭に収まる・・・そうせざるを得ない現状がある。女性が働きながら家事育児をする風潮がまだまだ根強いですよね。だから、ナースを辞めるか、育児に専念するかの天秤にかけられる。
でも、子供が成人してから何かを始めようと思っても…もう50歳。 今の時代に20年を育児に費やすのは・・・並行して新しい自分に出会うチャレンジをする人が増えてもいいと思う。

そう語る亜理沙さん。

看護師の可能性を広げる為の想いはとても強く、過去には「本物の看護師が風邪ひいた方のお宅に訪問して看病します!」というモデルも考えたそう。

実際には危険度が高いためボツになりました

他には眉毛に入れ墨を入れる「アートメイク」を看護師で提供しようとしたりも。

でも、実際にはドクターが施術に立ち会っていないとダメだったからボツ

こんな風に、看護師が、看護師の経験を活かして、もっと活躍できる場を増やせるためのアイディアを練っています。しかも、「思い立ったら即行動の人」なので、たくさん失敗を重ねてきました。

でも、亜理沙さんが広げた行動、開拓した業界の分だけ、看護師に提供できる可能性が広がる。

ありさ

「看護師」という信頼感や安心感は、それだけでブランディングになる。

現在はより多くの人に強く美しく生きてもらう為、 医学的根拠に基づく 肌育の知識を提供し、無償で資格発行をしていく予定だそう。看護師のプロデューサー役に回った亜理沙さんの活動にこれから目が離せません。

亜理沙さんのブログはこちら