今回はウェブライダー松尾茂起さんから学ぶ永劫的に活用できるSEOライティングをご紹介します。
SEOって聞くと「タイトルは~」とか「hタグの使い方は~」とか「網羅的な情報を~」みたいな感じをイメージする人が多いと思います。何か機械的っていうか無機質な印象を抱いていますよね。
でも実はSEOほど「他の人を思いやった親切心」に溢れた行動はありません。
例えば会社の同僚の誕生日にプレゼントするものだったらハンカチとか無難なものを上げたり、愛する恋人の誕生日にプレゼントするものだったら以前デートしたときに「欲しい」と言っていたものを上げたりしますよね。
それって何をしているのかというと・・・
同僚へのプレゼント→関係性に合わせて相手が貰っても重荷にならないものを想定する
彼女へのプレゼント→上げたら一番喜ぶもの、一番欲しがっているものを想定する
このように「相手の視点」に立って何を上げるのかを決めているんです。SEOも同じ。読者の視点に立って、どんな情報を求めているのかを想定してコンテンツを作るのが一番重要。小手先のテクニックはその後です。
今回は松尾さんがどのようなポイントを上げてSEOの強化・・・つまり「読者の視点」を獲得しているのかをお伝えしていきます。「他者の視点」で物事を見ることが出来るようになると、正直人生が向上するレベルの話なので、かなり深い話になりますが最後までお付き合いください。
目次
ウェブライダー松尾さんって誰?
ウェブライダーという会社は、アフィリエイターならば誰もがしっているWordpressのテーマ「賢威」を制作している会社。「賢威って何?」って思う人はこちらの記事を参照下さい。
→賢威8で最強のSEO仮説検証力を手にする|特典付きレビュー
松尾さんはそのウェブライダーの代表。さぞかしインターネットに精通した経歴をお持ちだという印象があると思うんですが、実は舞台音楽を制作していた過去をもっています。ふぇんざいも作曲家、ピアニストとして活動をしています。
全くネットの世界とは関係ない顔を持つ松尾さんですが、先ほどもいったようにSEOとは「他者の視点を獲得すること」と同じなので、音楽制作という「聞き手」を想定しなければいけない仕事はモロに関係性があるんです。
〇舞台音楽制作→聞き手、観覧者
〇ウェブコンテンツ制作→読者
その結果、ウェブの世界に参入したウェブライダー松尾さんは数々の実績を上げました。
・「賢威」は1万人以上のユーザーを獲得
・上場企業から中小企業までのWeb集客をコンサルティング
・制作したコンテンツは2018年9月12日現在で「ワイン:3位」「赤ワイン:2位」「白ワイン:1位」「チリワイン:1位」「日本ワイン:3位」「父の日ワイン:1位」
・「CSS Nite」や「ad:tech」、宣伝会議「編集・ライター養成講座」などでセミナー講師登壇
・2017年10月、ライティングのノウハウをWebサービス化した「推敲支援ツール文賢」をリリース
今ではすっかり「SEOと言えばこの人」という感じで定着しており、ウェブライダーから販売されている「沈黙のwebマーケティング」「沈黙のwebライティング」は情報発信者にとって必読の書となっています。
僕も持ってます! ↓
さて、そんなウェブライダー松尾さんが語る「今後のマーケティングからは外れない5項目」があるので、それをベースにSEOを分解していきたいと思います。
ウェブライダー松尾さんが語るSEOライティングで押さえるべきポイント
「今後のマーケティングからは外れない5項目」はウェブライダー松尾さんのTwitterアカウントで公開されています。
最近の自分の中で大切にしている5つのワード。
以下を意識していれば、今後のマーケの潮流からは外れなくて済むと思ってる。1、プロセスを見せる覚悟
2、1 on 1のコミュニケーション力
3、客観性と中立性を軸としたバランス感覚
4、一瞬で伝える力(話し方、見せ方、プレゼン力)
5、ユニーク要素— ウェブライダー松尾茂起 (@seokyoto) October 12, 2019
1、プロセスを見せる覚悟
2、1 on 1のコミュニケーション力
3、客観性と中立性を軸としたバランス感覚
4、一瞬で伝える力(話し方、見せ方、プレゼン力)
5、ユニーク要素
「マーケティング」と「SEO」って関連性がないような感じがしますが、どちらもお客さんのことを徹底して考え、お客さんの視点に立つことなのでイコールで結び付けることが出来ます。それに「SEO」って結局検索エンジン上で集客をする方法なので、ウェブマーケティングと言えます。
その証拠に、一般的に「SEO」を強化するためには
①ユーザーの抱える悩みをほぼ網羅している。
②ユーザーの潜在ニーズを意識している。
③ユーザーに寄り添って信頼を獲得する
などが重要視されていますが、実はこのようなSEOの強化に必要な要素が全て松尾さんが紹介したマーケティング5項目に含まれています。※後々深く解説します。
「網羅性」って言うのはSEOを意識して制作されたコンテンツでは「当たり前」の要素となっていますが、なぜ網羅的な情報提供をすると検索エンジンで上位に表示されるのかというと、読者が抱えている疑問に対して解消する術を持っているから。
読者が求めているであろう情報を先回りして取り上げることが出来ます。逆を言うと、網羅的な情報提供が出来ないと読者が求めている情報を先回りして提供することは難しいってことですね。
でも、ただ網羅性だけが高い情報を提供しても「数うちゃ当たる」的な感じで発信されても読者にとっては邪魔なだけじゃないですか。なので、「読者の視点」に立って情報を提供するということが根幹にあるわけです。
だからこそ、表面的なテクニックにこだわるのではなくて、本質的な要素である「読者の視点」を獲得するという話に重点を当てて話をしていきたいと思います。その上でポイントになるのが松尾さんが語る「今後のマーケティングからは外れない5項目」。
要は・・・
- 情報をどう扱えば読者の利便性は高まるのか?
- 読者はどのような情報を求めているのか?
ということを徹底的に考え抜いた「ユーザーや読者への愛」がSEOの全てだと言う事ですね。
でも、読者への愛が溢れていても、その愛情をどう表現すれば最も需要と供給が合うのかを知らないと、ただの「愛が重たすぎる人」になってしまいます。
例えば友人が大好きな人に振られて落ち込んでたとします。でも、あなたに振られて落ち込んだ経験がなければその友人の気持ちって分からないですよね。振られた経験がないと気持ちが共感できないわけです。
そうなると、友人のために何かしたくても何を求めているのか分からないじゃないですか。もしかしたらそっとしておいた方が良いのかもしれないし、飲みに連れてった方が良いのかもしれないし・・・。
だからこそ、既にいろいろ人生経験がある人に聞くわけですよ。「振られて落ち込んでいる友人がいるんだけど、僕は何をしたらいいのでしょうか」って。そしたら「こうしたらいいよ」ってアドバイスが返ってくるじゃないですか。
今回お話するのは、それと同じこと。
既に読者の気持ちを徹底的に理解した松尾さんというスペシャリストがいるわけ。で、その人が「読者の気持ちに応えるコンテンツってこんなのだよ」って言っているんです。それはテクニックとかいう浅いモノではなくて、松尾さんが生きてきた人生そのものから発せられた話。
それをひも解いて、僕たちの情報発信に活かそうじゃないかという内容がここから始まります。では、いよいよ本題!
まずは1つ目の「プロセスを見せる覚悟」を見ていきましょう。
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プロセスを見せる覚悟
松尾さんが提唱する「今後のマーケティングからは外れない5項目」の中の1つ目は「プロセスを見せる覚悟」。
例えば「材料も公開しないし、製作過程は絶対に見せないけど、黒くてシュワシュワの美味しいジュースだよ!」って言われたら飲みますか?「何が入ってるんだろう?」ってちょっと不安になって、とりあえず飲まないという選択をしますよね。
例えば、絶対にスッピンを見せてくれない女性とか、絶対に中学時代のアルバムを見せてくれない女性ってちょっと怖いですよね。化粧しない場合全然顔違うんじゃないか・・・とか、整形したんじゃないかな・・・とか心配になりますよね。
このように「プロセスを見せる」っていうのは、お客さんから信頼を得る1つの指標となることを忘れないでください。「プロセスを見せる」上であと2つ重要な要素があります。
僕のブログでは「0からブログを構成し、構築していく過程」をブログデモンストレーション動画のシリーズとして公開しています。僕のインプット元とか、ブログの構成を余すところなく話している動画なので正直あまり公開したくない内容ですが、あえて公開しています。
→ブログデモンストレーション動画はこちら
他の情報発信者で同じような情報を公開している人を僕は見たことがありません。公開していたとしても「無料」で公開している人はいないと思います。
僕がなぜ「無料」で公開しているのかというと、読者からの信頼要素ということもありますが、「0からブログを作ろうと思っている人」にとって一番為になる動画だから・・・ってことは読者が一番欲しがっている情報なんですよ。最も需要がある情報。
そしてもう1つ・・・ブログデモンストレーション動画を公開している重要な理由が「読者に仮想体験してもらう」ことが可能だから。単純に情報を受けとるだけではなくて、仮体験が出来るメディアは人気が出ます。
ディズニーランドが大人気なのは、あそこでしか体験できない「夢のような世界」があるから。外界を見せないように柵があったり、同じキャラクターの着ぐるみが出くわさないようになっていたり、世界観の構築は徹底されています。
そこでしか体験できないことがあると、お客さんはまたそこに戻ってきます。デモンストレーション、プロセスの公開は仮想体験を与えることでリピーターが増えるという効果があるってことですね。
それをガンガン出していく覚悟を持つって言うのが松尾さんが提唱している「プロセスを見せる覚悟」。
信頼を得ることが出来るし、需要を満たすことが出来る、そして仮想体験(希少な情報提供)してもらうことが出来る。
だからこそ、プロセスを見せる・・・つまりデモンストレーションをするということはマーケティング・SEOについて大きな効果を発揮する項目となります。
特に現代は進めば進むほど情報が溢れかえる時代になっているので、「プロセスを見せる覚悟」がなければ他の情報源と差別化が全く測れない時代に突入しています。
松尾さんのTwitterアカウントには「プロセス」や「デモンストレーション」「暴露要素」「思考の経路」などがガンガン公開されています。↓
「信頼されるコンテンツとはどんなコンテンツか?」を自分なりに定義した表です。
コンテンツをつくる際にできるだけ意識するようにしています。
この表に書かれていることを、SEOという範囲だけでなく、ビジネス全体で意識していくことが大事だと思っています。#seo #マーケティング pic.twitter.com/PhJsK00gff— ウェブライダー松尾茂起 (@seokyoto) October 12, 2019
「文章がなかなか書けない」という人は、そもそも文章にする情報をもっていない場合が多いです。
情報をたくさんもっていると、アウトプットの意欲も沸いてきます。
よって「情報の引き出しの増やし方」を1枚の画像にまとめてみました。#文章術 pic.twitter.com/jNSz9BQu4o— ウェブライダー松尾茂起 (@seokyoto) October 6, 2019
このような情報を垂れ流しにしてくれるアカウントは人気が出ます。なぜなら、情報を受け取る側がそれを求めているから。
・読者からの信頼を得られる
・最も読者が求めている情報の発信が出来る
・仮想体験の提供→読者のリピーター化、情報の差別化が出来る
1 on 1のコミュニケーション力
松尾さんが提唱する「今後のマーケティングからは外れない5項目」の中の2つ目は「1 on 1のコミュニケーション力」。
ライティングとかSEOとかのについてめちゃくちゃ勘違いしている人が多いです。とにかくテクニックに走る人が多いんですけど、結局は1対1のコミュニケーションが重要。これを避けてるといつまでも向上することはあり得ません。
なぜか。
ライティングは「書く」という手段を利用していますが、それが「話す」になったらスピーキングなので、結局はライティングもコミュニケーション手段の1つ。
SEOは「読者が求めている情報は何か」ということを追求していくこと。
つまり、コミュニケーション力を磨く意識が無いと、一方向で独りよがりの情報発信になってしまいます。「相手の視点」に立つということを全くせずに自分の意見を自分が言いたいように伝えてくる友人とかいると思うんですけど、話したいと思いますか?
そんな奴と話したいと思う人はいないんですよ。・・・ってことは、コミュニケーションを意識していない情報発信者が発信する情報を受け取りたいと思う人はいないってことなんですよ。
だからこそ・・・
- 場を読む
- 相手を考える
- 聞く姿勢を持つ
などの基本的なコミュニケーションを無視していてはライティングスキルは向上しないし、読者の為にならない発信になるのでSEO的にも強くはならないという結果になります。
なので、僕の場合は読者とのコミュニケーションを重要視しています。お問い合わせのメールが来たら確実にお返事しますし、頻繁に1対1のSkype通話をしています。
ティーチングとコーチングみたいな感じですね。
ティーチングは教える、先生みたいな感じ。一方向からのコミュニケーションですね。伝える事だけ伝えればあとはOKみたいなイメージ。
コーチングは応援、指導。必ず相手とやり取りをして、寄り添いながら一緒に歩いていきます。
SEOライティングを向上させたいなら、必ずコーチングのような意識を持つことが必要で、そのために読者とのコミュニケーションを欠かせてはいけないということですね。ネットビジネスの場合、「パソコンで出来るビジネスだからリアルなコミュニケーションはしたくない」とかいう人が多いんですけど、そういう人はそれなりの情報発信しかできません。
1対1のコミュニケーションに重きをおき、たくさんのリアルな悩みを聞いて、たくさんの視点を獲得する、これがSEOライティングに置いて忘れがちで最も重要な要素。
だからネット上には読者を置いてけぼりにした独りよがりのオナニー野郎がめちゃくちゃ多いですよ。まだSEOの本質が理解できていない人がたくさんいるのが実情ということです。
読者は「説得」されて行動するのではなく、「納得」して自分から行動したいと思っています。コピーライティングをただのテクニックだと捉えている人は「とにかく煽って説得をする」と思いがちですが、本質は全く違うんですよ。
ナンパとかも同じですよね。女性が何を求めているのかを考え、女性が安心出来る環境を整えた上でホテルに誘います。そうしないと気持ちが満たされた関係にはなりませんし、また関係を持ちたいとは思ってもらうことは出来ません。
いきなり「このホテルに入らないとストーカーになってやるぞ」って脅してオファーしてもレイプみたいな感じになりますから。
寄り添って納得して行動してもらうからこそ、気持ちが満たされてリピートをしてもらえる。その為に有効な手段として「傾聴→提案→反論の肯定→再提案」が良いと松尾さんは言っています。これを文章で実践するってことですよ。
きっとこれで悩んでいるんだよね?(傾聴・共感)
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だったらこういう考え方もあるよね?(提案)
↓
他の人はこう言ってるんだけど・・・?(反論の肯定)
↓
じゃあこう考えてみたらいいんじゃない?(再提案・中立的提案)
みたいな感じ。コミュニケーションそのものですよね。ライティングになるとこういう過程を頭から消してしまう人がとにかく多い。だからこそ「1 on 1のコミュニケーション力」を忘れないでライティングをして下さい。
・読者に寄り添った双方向のライティングをが出来る
・リアルな悩みを解決できるコンテンツが制作できる
・読者が求めている情報の発信が出来る
客観性と中立性を軸としたバランス感覚
松尾さんが提唱する「今後のマーケティングからは外れない5項目」の中の1つ目は「客観性と中立性を軸としたバランス感覚」。
「ぐるなび」とかの食事系のサイトが多数の口コミを掲載しているのは、客観性を高めて中立的な情報を発信するためで、読者的にはそれを見ることで不足した部分がない情報に触れることが出来たという「満足感」が高まります。
この話をする上でまずお伝えしたいのは、「主観的な要素」が土台にあるということ。「主観的」にものごとを考えることが出来ないと「客観的」を分析することは出来ません。
SEOライティングを向上させるうえで「他者の視点」の獲得が重要。いろんな角度から物事を見るという中立性な視点がとても大切なんですが、そういう話をすると「自分の視点=主観」を殺す必要があると思う人が多いです。
確かに人間には「自我」というものがあって、世界の全ての情報を自分の「認識フィルター」を通して分析します。世界の全てにあなた自身が意味づけを行っているということ。例えばある女性を見て「可愛い」と思う人もいれば「可愛くない」と思う人もいるわけ。
「可愛い」と思うか「可愛くない」と思うかは自身の「認識フィルター」次第ですよね。同様に「ムカつく」とか「悲しい」とか、世界で起こる出来事全て、世界に存在するもの全てに自分が意味づけしています。
だからこそ、自分の「認識フィルター」を焼き切らないと「他者の視点」を獲得出来ないと思いがちなんですが、自分の意見や感情というものを吟味したうえで「じゃあ自分はなぜそう思うのか」を分析することから「他者の視点」の獲得が始まります。
何て言うか、「自分の視点」があるから「他者の視点」が成り立つって感じですね。
飽きるほど自分の「認識フィルター」に浸ると、ようやく「自分を顧客の1人として見る」みたいな「俯瞰して自分を見る」みたいなことが徐々に出来るようになっていきます。これが出来るだけで人生が変わるレベルの話なので、SEOライティングって言うのは本当に奥が深いなって感じですが・・・。
まずは「自分の視点」を認識する。その上で客観性を獲得する。そうしてリサーチをしていくと最大公約数的な「多数の視点が集まったコンテンツ」が制作できるようになります。
「多数の視点が集まったコンテンツって何かすげえ!」って感じがするんですけど、平たく言えば「普通」ってことですからね。多数決的に決められた中立的なコンテンツ・・・これが多数の視点が集まったコンテンツ。
でも「普通」を極めるって結構大変です。「普通」になれないからこそ、世界では戦争が絶えないし、小さないざこざが世界各所で巻き起こっているわけ。つまり、コミュニケーションエラーが起きているわけですね。
これって「個性を無くしたつまらない存在になれ」って言う事ではなくて、あくまでも「主観」から始まる話っていうのがミソで・・・「普通になる」というのは「たくさんの視点を獲得する」ということなので、個性は失わずに1つの事を多数の角度から見ることが出来るということです。
その結果、たくさんの人が満足いく分かりやすいコンテンツが出来上がります。「分かりやすい」をかみ砕いて松尾さんが解説しているのでご紹介します。
松尾さんが定義する「分かりやすい」とは・・・
コンテンツを見た人が、第三者にその内容を伝えられること。つまり、そのコンテンツの内容を「他者と分かち合えるくらいに理解しやすいこと」。
つまり、多数の視点の獲得は全て「分かりやすいコンテンツ作り」をするためにおこなわれること。めっちゃ読者への愛であふれている行為ですよね。
・分かりやすいコンテンツが制作できる
・補完されたコンテンツという印象があり読者の満足感が増す
一瞬で伝える力(話し方、見せ方、プレゼン力)
松尾さんが提唱する「今後のマーケティングからは外れない5項目」の中の4つ目は「一瞬で伝える力」。
「一瞬で伝える」と言うと、「文字数を少なくすれば良いんだ」と安易にとらえる人がいるんですが、
〇10分かけなければ理解できない1000字書いた文章
〇5分あれば理解できる5000字書いた文章
という矛盾するような2つのコンテンツが存在するのが事実。文章量というのは情報を理解する為に過不足がない量を提供するのが最善なんです。
〇伝え方一つで伝わり方が変わるということを理解する
〇その上でどうすればもっと伝わるのかを考え続ける
要はもっと伝わりやすい方法は無いのかを考察するということ。そして、読者が理解するスピードが速いコンテンツを作ること。
情報発信者である僕たちは、どこかで「良いものを作れば何をしなくても伝わる」と思いがちなんですが、現実は「良いものを作っても伝える努力をしなければ伝わらない」です。僕はこの現実を嫌というほど体験してきました。
例えば日本で愛されているジブリ作品は、劇画調にして少年を主人公にしたらあそこまで多くの人に愛されたか怪しいですよね。あのポップな絵で女の子が成長していくからこそ、宮明監督が描きたいものがパッと伝わりやすくて大人気となりました。
Twitterでは画像を一緒に掲載した方が目に留まりやすくなり、読まれる可能性が高まるというのは有名な話。
ブログによる情報発信でも、画像を差し込むタイミング、いくつかの塊に分けて改行をする、話の構成など、些細なことに見えますがそれは「どうすれば読者に情報が伝わりやすいのか」を突き詰めて考えた叡智の集合体です。
コンテンツを制作した後もどうすればより伝わりやすいのか改善を重ね続けるのが大切。そうやって「一瞬で伝わるように分かりやすいコンテンツを作る」ことを目指しましょう。
・分かりやすいコンテンツが制作できる
・考察、分析する力がつく
ユニーク要素
松尾さんが提唱する「今後のマーケティングからは外れない5項目」の中の1つ目は「ユニーク要素」。
「客観性と中立性を軸としたバランス感覚」のセクションで「主観を忘れてはいけない」という話をしましたが、ユニークネスを確立する為にも「主観」は重要な要素なんです。
そうしないと「ぐるなび」みたいな多数の視点が集合しただけのコンテンツとなります。「情報の掲示板」としての役割は果たせるんですが、「どうしてもそのサイトが良い」というリピーターは生まれにくいです。
正直、「ぐるなび」でも「ホットペッパー」でも「食べログ」でもどれでもいいじゃないですか。そのへんのサイトを選択するポイントって、大体クーポンですよね。
だからこそ、「多数の視点を獲得する」ことと同時に「主観を活かしたユニーク要素」は忘れてはいけません。それが読者のリピートを呼びます。
ただ注意点があって・・・「ユニーク要素」って言うと、ユニークさを出すために対処的なことをするイメージがあるかと思います。例えばウェブライダーのサイトがやっているようなパっと見でインパクトがあるような感じがユニークだと勘違いする人がいます。
でも、人を引き付ける「ユニークさ」って言うのは浅はかな差別化ではなくて、何かを突き詰めた先にあるもの。
タレントの武井壮さんの話を例に出すと分かりやすいです。彼は「百獣の王」というキャラクターでテレビに出始めたんですけど、そのユニークなキャラクターを獲得するために
・芸人の喋りを完コピできるまで録音して聞きまくった
・動物図鑑の「ア」から「ン」までの動物の知識を詰め込みまくった
という努力を8年間やり続けました。動物を倒す方法を面白おかしく伝えるには「喋り力」と「知識」が必須だったからです。
どうやったら「百獣の王」というキャラクターが伝わるのかを一生懸命考え抜いたわけですね。その努力の先に「百獣の王」というキャラクターでブレイクを果たしました。「ユニークさ」って言うのはただ人の目を引き付ける浅はかな特徴ではなく、何かを突き詰めた先に生まれるものだということを理解してください。
ウェブライダーのキャラクターも単純に目を惹くものを採用したわけではなくて、松尾さんは全てに分析と理由があると言っていました。周囲と比較をして目を惹くユニークさを選択するなら良いのですが、単純で浅はかなユニークさは読者にも伝わってしまうのでやめた方が良いです。
人はみんな生まれ持った「個性」がありますからね。歩んできた人生もありますし、そこからユニークさをピックアップする、もしくは大量のインプットや独自性のある体験からユニークさを抽出することをお薦めします。
・ファンが出来る
ウェブライダー松尾さんから学ぶSEOライティングまとめ
今回は松尾さんのツイートから引用して「今後のマーケティングからは外れない5項目」をお伝えしました。
1、プロセスを見せる覚悟
2、1 on 1のコミュニケーション力
3、客観性と中立性を軸としたバランス感覚
4、一瞬で伝える力(話し方、見せ方、プレゼン力)
5、ユニーク要素
この5つの要素を満たすことで以下の項目が実現できます。
つまり、読者が求めている情報を発信で出来るということですね。それがイコールSEOにも効果が高いということ。
「読者への愛」を表現するために松尾さんが提唱する「今後のマーケティングからは外れない5項目」を活用し、分かりやすいコンテンツを制作してほしいなと思います。
ウェブライダー松尾さんが制作したWordpressのテーマ「賢威」はこちら
→賢威8で最強のSEO仮説検証力を手にする|特典付きレビュー