熊坂貴子さん

末期がんで、味を感じられることが出来なくなった方が、「味がする!!」と喜んで食べた自然食カフェおひさま。

今回は「舌でおいしい」じゃなくて、「からだが美味しい」を伝えていくことを使命に掲げている熊坂貴子さんをご紹介します。

「からだが美味しい」って言われてピンときますか?

僕も、その言葉だけではピンとこなかったと思います。でも、実際に貴子さんが運営している「自然食カフェおひさま」に足を運び、定食を頂いたところ・・・体が喜んでいる?!ということを実感しました。

玄米を食べてほっこり。

梅和えはさっぱり。

エビチリはさっくり。

自然食カフェおひさま

そうそう、これこれ、って体が言っているような。

高熱を出してるときにめっちゃカツ丼とかカレーとかラーメンとか食べたくなる時ってあるじゃないですか。で、食べたいものを食べたときってぐああああって免疫力が頑張ってくれて汗が噴き出て、パワーが出ると思います。

「体が喜んでる」ってそんな感じ。「からだが美味しい」っていうのもそんな感じだと思います。一つ一つの細胞が感じられて、元気が出る感じ。もうホントに食べたものがエネルギーに変わることを感じる瞬間。

そんな食事を提供し、「からだが美味しい」を追求している貴子さんを紹介。是非北海道にお越しの際は立ち寄ってください。

自然食カフェおひさまが提供する「からだが美味しい」って?

僕は農業や食の関係に詳しく、実際にいろんな現場に行って「体にいい」と言われるものを食べた経験がたくさんあります。

例えば「奇跡のりんご」で一躍時の人となった木村秋則さんが生産したりんごとかね。

りんご
※写真はイメージ

その中で個人的にですが気付いたことがあって。

それは「体がおいしい」と叫んでいる時って、管理された生産方法だけじゃなくて、「想い」が乗っているものを食べたときだということ。

もちろん、本来体には必要のないもの、毒となるようなものを取り込んでしまうとその排泄にエネルギーを消費しちゃうのでなかなか「体が喜ぶ」って感覚にはなりにくいと思います。

だから、管理された生産方法って物理的にすごく大切。

でもね、それだけじゃ「からだが美味しい」って叫ぶ感覚にはならないんですよ。あ、あくまでも僕の実体験ですけどね。そこに「想い」が乗ってないと体は反応しないようになっているみたいです。

「想い」っていうのは人の手がかかるほど食べ物に伝染していきます。

だから、「農場で採りたて野菜を食べる」ことが常に「調理済みの食べ物」に勝つわけではないと僕は思っています。もちろん、「となりのトトロ」みたいに畑で取れたての野菜を食べるのはめっちゃ美味しいですけどね。

トトロ
©宮崎駿、スタジオジブリ

でも、そこに手を加えた人の想いがどんどん積み重なるほど、ちゃんと体は反応します。たとえ火が入っていても、どれだけ茹でたとしてもね。それを痛感したのが貴子さんの「自然食カフェおひさま」でした。

「想いって影響を与えますよね」と聞いたら「うん、始めた時は全然料理詳しくなかったんだけど、そのころから想いだけは入れてた」と貴子さんは答えました。

カフェなんだから料理出来る前提じゃないの?ってちょっと思いましたが(笑)、貴子さんはそういうの全部超越しています。

もちろん今は料理の腕がめっちゃ上達して、「ここに着いてから献立考えても出来るようになったの」と笑っていました。

メニュー表

「おひさま」では他の物理的な面にも数々のこだわりがあります。

・・・それをご紹介する前に、まずは目をふさぎたくなるような化学物の危険性を簡単にご紹介します。

食の危険性

水・農薬・化学物質

僕が紹介したい食の危険性は以下の3点です。

  1. 水(塩素)
  2. 農薬
  3. 化学物質

この3点が主に食の危険性と言われているもの。正直、これらの要素は「危険じゃない」という説もたくさんあります。農薬にしたって、残留しているものは少ないから影響がないんだ、と主張する人もたくさんいます。

でも一番危ないのって、「使用してなかった歴史の方が長く、使用し続けた未来を誰も知らない」ということだと思います。

実際、塩素も農薬も化学物質も使用しすぎてしまうと確実に害となります。使用しすぎたために、死んでしまった事例さえもあります。使用量を抑えたら大丈夫、と言われてもピンとはこないですよね。

だからこそ、何千年以上も続いてきた「今までの状態にする努力」、つまり、「自然の状態にする努力」をするのって、とても素敵な事だし、大切な人や僕たちの子孫を守る行為なんじゃないかな、と僕は思います。

その点、「自然食カフェおひさま」では・・・

  1. 素粒水
  2. 森修焼
  3. 自然農法

知っているようで知らない現実を簡単にご紹介していきます。

水(塩素)

水

まずは「水」。

水は体の60~65%を構成しています。めちゃくちゃ高性能な細胞とか器官で構成されているような気がしますが、改めて半分以上が「水」ってヤバいですよね。

一般的に、僕らは水道水を利用して生活をしていますが、水道水に含まれてるのが「塩素」。これは消毒をするうえで仕方がないというか、もう「そういうことになっている」ので、水道から出てくる水は変わりません。

じゃあ、実際に本の水道事情がどうなっているのかというと、水道水中の残留塩素を0.1mg/L以上保持するように定められています。これね、「0.1mg/L以上」なんですよ。東京、大阪、福岡等の大都市では1.0~1.5ppm、他の地方都市でも0.4 ~ 1.0ppm の高濃度の塩素が検出されているようです。※諸外国の5 ~ 15 倍。

で、塩素の害はアメリカが力を入れて研究をしているんですが、その報告によると・・・

  • ドライスキン、小じわの原因(お風呂、プールなど)
  • 喘息等の呼吸器疾患を悪化
  • 血管障害、心臓病や脳卒中の原因
  • アレルギー疾患の原因の可能性
  • 発がん性があるトリハロメタンの元

こんな感じ。「飲む」「食べる」よりも、お風呂の方が危険みたいです。

「自然食カフェおひさま」では、塩素が入った水を使用していません。「素粒水」と呼ばれるウォーターセラピーを利用しています。

素粒水

実際飲んでみましたが、めちゃくちゃまろやかでスゴく美味しかったです。

農薬

農薬の危険性って本当に色んな主張がありますが、まず第一に言えるのは「悪影響がない方向に進んでいる」ということ

生物濃縮によって人体や生態系に悪影響を及ぼす可能性のある農薬が使用されてた

影響の少ない農薬へ(毒性が弱い)

数値の管理を徹底(残留性が低い)

このように確実に害が少なくなる方向に進んでいるんですが、もう1つ言えるのは「野菜を健康に育てるために必要はないもの」ということです。

農薬の誕生背景として、環境などの要因で一気に餓死者が拡大して、短期的に生産量を爆上げしなければいけなくなったという背景があります。あとは軍事用品の転用とかね。

で、生産量を上げたことによって餓死者を低下させた功績は確かにあるんですけど、そこから「これ使ったらたくさん作れて楽やん」っていう方向に世界が切り替わってしまいました

でも、その結果「野菜の栄養素」が低下して、その栄養を野菜以外のもので補給する、みたいな恐ろしい流れが出来上がりました。これって健康じゃないものを食べて健康じゃなくなったから、とりあえず数値だけ健康の状態にするわ、っていう対処の極み。

なので、本来あるべき姿で生産されているものを食べることが大切。「自然食カフェおひさま」で扱われている玄米は当別町で自然農法に取り組む菅村さんが生産したお米を使用しています。

これ、めっちゃ驚いたんですけど・・・僕が今まで食べた玄米で一番美味しかったです。冗談抜きで。僕は三重とか岐阜とかから取り寄せて食べたこともあるし、5キロ1万円の玄米も食べたことがあります。

しかし、そのどれよりも食べやすくて美味しかったです。

これには個人差があるので、万人に共通・・・とは言えませんが、是非一度食べてみてほしい。でも、この玄米は「おひさま」じゃないと食べれないんですよ。

なぜかと言うと、菅村さんのお米が美味しいのはもちろんなんですけど、玄米って炊き方によってかなり差が出るみたい。貴子様、おそるべし。

おひさまインスタグラム

でね、僕が一番驚いたのが、見た瞬間から「3分付きか5分付きかなあ」って思ってたんですけど、貴子さんに聞いたら10分付きだと言われたこと。

玄米ってプチプチしてて、ちょっと固くて、独特の味がするから苦手にしている人って結構多いんですけど、たぶん「おひさま」ならいけると思います。しかも10分付きでね。

化学物質

森修焼

化学物質っていうのは、自然由来ではないものを指します。化学物質による影響っていうのはまだ正確に把握することが難しいみたいです。

アレルギーみたいな一免疫が過剰に反応して起こるものとは違い、微量の化学物質に反応してしまう「化学物質過敏症」という症状も現れたりするし、「いつ、どこで、どの化学物質のせいで発症したか」を確定するのはかなり難しいと言われています。

でね、普通は器の塗料に化学物質が使われているそう。そのせいでせっかく自然食をふるまっている料理屋さんに行っても食べることが出来ない化学物質過敏症の方が結構多いそうです。

「自然食カフェおひさま」のすごいところは器にも化学物質を排除しているということ。こだわって制作された「森修焼」を使用しています。

北海道内で、この「森修焼のうつわ」をメインに使用している飲食店は2014年現在で「おひさま」のみ。

森修焼

「森修焼」は「利便性を追求するだけではなく、できるだけ自然に近いくらしで健康に」をモットーに長年研究を重ね、高純度の天然石を独自の方法でブレンドした陶器を開発。(公式HPより

マイナスイオンを発生しているようで、備長炭と同じ役割が出来る器として注目を集めているようです。

この「森修焼」が誕生した理由っていうのがすごくて・・・あさりを塩出しする時に容器に入れてやるじゃないですか。その時にプラスチックのボールで塩出しするよりも陶器で塩出しした方があさりが早く死んでしまうことが分かったそう。

で、何度も何度もやっても同じ結果だから、表面を光沢にしたり、絵柄を美しくするために大量の有害物質が付着していることが分かりました。そこで全ての悪条件を解決するために制作されたのが「森修焼」

森修焼

「おひさま」では、化学物質過敏症の方もご飯を美味しく食べることが出来るという実例があるとのこと。そのお客さんは今でこそ少しずつ症状が改善していますが、当時は「自然食」と言われるレストランでもなかなか食べられるものがなくて困っていたそうです。

他にも、末期がんの方が薬漬けになった結果、何を食べても「味がしない」と言っていたのに「おひさま」で食べたランチは「味がする」といって喜ばれたとか。

奇跡のような話ですが、わずが10席程度しかない細々と運営されているカフェでそんなことが次々と起こっているんです。

からだの周波数を整える

以上からお分かりだと思いますが、「自然食カフェおひさま」で食べることが出来る食事は、徹底して「自然由来のもの」ということ。

人工的に安く大量に生産できるように、長い時間をかけてたくさん研究を積み重ね、色んなものを施してきました。それによるメリットもたくさんあったわけですが、今は「あるがまま」に戻ることが必要になっている時代だと思います。

「あるがまま」ということが分かる1つの指標が「周波数」だと言われています。あの音の高低を決めるヘルツという単位のやつです。

その周波数を水に当ててあげると、このように形が変わります。※周波数によって形は異なります

水

周波数によって生み出される振動は砂の動きをこのように変えます。

砂

で、僕らの臓器もそれぞれ周波数が決まっているそうです。

  • 心臓 40.00
  • 小腸 61.50
  • 肺  72.00

みたいな感じ。ドイツの物理学者でノーベル賞を受賞した「マックス・プランク」は、『すべては振動であり、その影響である。現実には何の物質も存在しない。すべてのものは、振動から構成されている。』と言っています。

で、この臓器の周波数からズレていくと健康からもどんどん遠のいていくと言われています。ドイツではその周波数を整える治療法が行われていて、生命力を引き出し、整えていく新しい健康法となっているのですが、「おひさま」の食事は体を元の周波数に戻してくれる食事なんじゃないかな、と思います。

だって、「余計なものを取り入れない」ということですからね。だからこそ「本来の僕たち」に戻ることが出来ます

臓器に周波数があるように、僕たちにも固有の周波数があります。是非、「おひさま」で本当のあなたに一歩戻りましょう。

からだにいいものを食べると体温が上がる、と貴子さんに教えて頂いたんですが、実際おひさまに行った後「熱っぽい」と感じて測ってみたら37度近かったです。笑

体温

今の時代に生きる人たちはいろんな不必要なものにまみれているので、体温が本来のものよりもちょっと低めになっているみたい。こういう体の反応を見ても、おひさまで提供されている食事、環境のエネルギーがものすごいものだと分かると思います。

それって、あなたの本心が聞こえ、可能性が無限大に感じられ、やる気に満ちて、エネルギーが溢れ、僕たちが光り輝く生命体だということを思い出すのと同じこと。それが「自然食カフェおひさま」だと僕は思います。

熊坂貴子さんの活動

「からだが美味しい」を伝えていきたい熊坂貴子さん。「自然食カフェおひさま」以外にもたくさんの活動を行っています。主にはこの2つ。

  • 食育
  • 体験活動(野菜寿司、料理教室、体験実習)

熊坂貴子さんの活動

一旦、人工的に制作されたものでがんじがらめになった僕たちは、これから自然と科学が調和した時代へと突入していきます。

その中で貴子さんのような存在はすごく貴重だし、多くの人に貴子さんの経験を伝えていって欲しいと僕は思っています。

貴子さんは「正解はない、合うものは自分が決めれば良いけど、それを選べるだけの情報が与えられていない」と語っていました

何か「自然食系の人」って、押しつけがましく勧めてくるイメージあるじゃないですか。笑

全然そんなことはないので、安心して「おひさま」に行ってみてください。そして貴子さんとおしゃべりをしてみて、あなたの可能性を広げてみてください。その「可能性」っていうのは、

  1. あなたがあなたらしくなることによる可能性
  2. いろんな選択肢を知ることによる可能性

この2つ。今あなたが感じていること、思っていること、やっていること。実はもっとたくさんのことができます。

そして、貴子さんの活動をより大きなものにしてもらえたらな、と思います。

自然食カフェおひさまへのアクセス

アクセスはちょっと分かりづらいんですが、当別町の役場の3階。

役場を正面から見た場合、建物の左側に回ると小さな入口があります。そこから階段を上るとすぐにお店が見つけられます。

正面入り口から入って、幅の広い階段から登った場合、3階に着いたら右を見てみてください。めちゃくちゃ小さな看板が発見できますので。笑

おひさま アクセス

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